反射光分布試験

艶感の科学的試験

株式会社村上色彩技術研究所にて「Harmony Coat」の性能を科学的に確認するために3種類の試験で測定を行いました。

「二次元相対反射光分布の測定」「三次元相対反射光分布の測定」「二次元相対反射光分布の測定」の3つを試験し、測定結果として科学的に良い成果が出ておりますので、詳細情報を含めてご紹介いたします。

HARMONY COAT(ハーモニーコート)艶感試験1

日本電子測器株式会社色彩部として、標準色票の製作と色彩調整研究・指導に努めてこられ、昭和31年11月に分離独立し、株式会社村上色彩技術研究所として発足したそうです。

HARMONY COAT(ハーモニーコート)艶感試験2

村上色彩技術研究所は創立以来、カラー・アピアランス(・視覚情報処理に関する計測器の製作・色票類の製作・色彩管理の普及)の分野で業界のパイオニアとして活動されています。

HARMONY COAT(ハーモニーコート)艶感試験3

試験ではこの様な施工サンプルを持ち込みます。黒く塗装されクリアコート仕上げの板と、コーティング施工済を比較します。このサンプルは試験ごとに毎回準備します。

HARMONY COAT(ハーモニーコート)艶感試験4

二次元相対反射光分布

光学条件:入射角(IA)=45°、受光角(R)=30°~60°変角
2つの被検体から感じられる視覚的な差を定量化することは出来ていない。よって、鏡面反射成分ではなく、散乱成分による差を比較することが必要であることが確認されました。

HARMONY COAT(ハーモニーコート)艶感試験5

三次元相対反射光分布

光学条件:入射角(IA)=45°、受光角(R)=0°~90°変角試料傾斜角(FA)=2°
未施工表面は内部に入った光が再び表面から正反射方向へ放射される散乱光が多く、ハーモニーコートを施工済みの方が視覚における深み感をより感じられるという結果となった。

HARMONY COAT(ハーモニーコート)艶感試験6

二次元相対反射光分布

光学条件:入射角(IA)=45°、受光角(R)=-90°~0°変角
光が散乱や吸収を繰り返して再び物体表面に放射されると明るくなる傾向にある。結果としてハーモニーコートを施工済みの方が視覚的に黒み感を感じることができる結果となっている。

試験結果

HARMONY COAT(ハーモニーコート)試験報告書1

視覚的に見て明らかな結果の差がでています。LEO COATが色に深みを出す理由がこのチャートから見て取れることがわかりました。

HARMONY COAT(ハーモニーコート)試験報告書2

オフィシャルな報告書もいただきました。つまり散乱光が少ないことによって「深み感」が出ることがわかりました。

HARMONY COAT(ハーモニーコート)試験生データ

測定結果の生データも公開します。
PDFデータ

Harmony Coat

Coating for All Instruments